商品説明
衛星通信装置・マイクロ波中継装置・携帯電話基地局など高周波伝送路における装置や周辺機器用として高い信頼性が求められる分野で幅広く使用されています。
衛星通信装置・マイクロ波中継装置・携帯電話基地局など高周波伝送路における装置や周辺機器用として高い信頼性が求められる分野で幅広く使用されています。
項目 | 仕様値 |
周波数範囲 | 140~170MHzの指定通過周波数FP |
挿入損失 | <1.0dB |
減衰量 | FP×2、FP×3にて>40dB |
VSWR | <1.3 |
限られた電波の中で、自身の発射する周波数成分や、その高調波を含むスプリアス成分などが他の電波へ影響をなくすために、フィルタは欠かせないもとのなっています。
ここでは、フィルタの種類と高周波回路で使用される事例について説明します。
ローパスフィルタ(LPF)
カットオフとなる周波数より低い周波数成分のみ通過させるフィルタです。主に、送信機出力や、ミキサー出力など、高調波成分を出力させないために使用します。
カットオフ周波数以上の減衰域でも周波数が高くなると、回路素子の共振や伝送モードの影響などにより、減衰しなくなる周波数成分がありますので、使用の際には減衰させたい周波数成分が確実に減衰するか確認する必要があります。
【フィルタの構造】
フィルタも基本回路としては集中定数となりますが、高周波では、寄生成分の影響があるため、その影響を少なくするために、以下に示すような多様な方式が取られています。
(1)BPEのLC共振器を分布定数の同軸構造に置き換える。
(2)共振器間の結合コンデンサは、共振器間の距離によるC結合、または誘電結合などに置き換える。
(3)LPFやHPFのLCをマイクロストリップラインのパターンで形成する。
(4)内部共振器の周波数や結合度を調整するために、金属シールドケースにネジを入れ調整する。
フィルタについては、非常に範囲が広く奥深いため、詳細については参考書を参照して下さい。