・ROF-LINKの特長
【1】公共放送、携帯電話、無線LAN、業務用無線等の無線信号をそのまま光伝送できる。
【2】同軸ケーブル伝送に比較して伝送損失が大幅に少ない「ファイバロス：約0.5db/km」
【3】伝送周波数範囲が広く「10MHｚ～1.6GHz」伝送損失の周波数偏差は少ない。
※光ファイバには伝送損失の周波数偏差はありませんがLED変調回路やPDAMPの周波数｣偏差が影響します。
【4】同軸ケーブルを接続する感覚で手軽にUHF帯、SHF帯の遠距離伝送路を構築できる。
【5】無線伝送のように電波法の適用を受けない。
【6】光ファイバは絶縁体なのでEMC（誘導雷、強磁界、雑音、静電気等）に優れている。
・ROF-LINKの用途
【7】公共放送、携帯電話等の不感地帯対策システムの長距離伝送路(1：1の伝送)
【8】無線LAN、WiMAXシステムのエリア確保及びエリア拡大のビル内中短距離伝送路(1：Nの伝送）
【9】アイソレーションを必要とする計測機器関連の信号伝送路「光アイソレーションAMP等」
| 項目 | 主要性能 | 備考 |
| ROF041(E/O+O/E)セット | ROF042(E/O)単品 ROF043(O/E)単品 | 電源LED付き、SCコネクタ |
| 伝送可能な周波数範囲 | 10MHz～1.6GHz | - |
| CNR | 80dBc以上/BW：10kHz(信号0dBm時) | 伝送距離1km時の参考値 |
| IM3 | -53dBc以上(CW2波トータル0dB時) | Δf=1MHz離れの2信号IM3 で伝送距離1km時の参考値 |
| 出力信号(RF)レベル | 0dBm(平均電力)/伝送距離1km時 | 参考：光ATT1dB挿入し測定 |
| 入力信号(RF)レベル | 0dBm(平均電力) | - |
| 適合光ファイバ | 1,310nm帯零分散SMファイバ | - |
| 光波長 | 1,550nm帯 | - |
| 電源 | DC+6V 消費電力3W以下 (E/O、O/E各々) | 専用ACアダプタ付属 |
| 入出力RFコネクタ | N-P型 | 他のコネクタもご相談ください |
| 入出力光コネクタ | SC型 APC研磨 | - |
| 外観寸法 | 110(RFコネクタ含む134.5)(W)×46.5(D)×27(H)mm | 光送信部、光受信部共通 |
| 質量 | 300g以下(E/O、E/O単品) | 光送信部、光受信部共通 |
| 温湿度範囲 | 0℃～+40℃ 85%RH(性能保証・保存) | - |
| 伝送可能な 代表的無線システムの例 | 公共放送(DTV、CSTV、BSTV、FMラジオ等)、携帯電話無線LAN WiMAX、他各種業務用無線システムに対応可能 | 業務用無線システムにお使い の場合はシステムの変調方式 をご相談ください |
ROFはRadio Over Fiberの略で、高周波無線信号を、光信号に変換し、光ファイバ上で伝送するものです。
電波信号(変調された搬送波)は、所要のレベルまで増幅し、光/電気変換(O/E変換)で、再び電波信号に戻されます。
E/Oモジュールには、電気信号や光信号の強弱を忠実に再現するレーザをーダイオード(LD)、O/Eモジュールにはフォトダイオード(PD)が用いられ、これはアナログ信号を伝送する技術です。
